サービス産業の振興

最終更新日:2024年10月16日

我が国のサービス産業(第3次産業)はGDP、雇用の7割を占める主要産業です。九州地域においても同様にサービス産業は主要産業となっており、地域経済活性化に向けて、サービス産業の底上げは取り組むべき課題となっています。

しかしながら、サービス産業の労働生産性は製造業のそれと比較して低いと言われています。このため、サービス産業における高付加価値化と効率化とを両立した生産性の向上(サービスイノベーション)を実現していくことが重要です。

当局では、サービスイノベーション創出の環境整備等の支援を通じて九州におけるサービス産業の振興を図るべく取組を行っています。

サービス産業の生産性向上とは?

一般的に労働生産性は、〔売上/労働投入量〕で表され、サービス産業の生産性向上と言った場合は、「付加価値の向上、新規市場の創出」と「効率の向上」から成り、下の式のように表されます。

サービス産業の生産性向上 = 付加価値の向上、新規市場の創出/効率の向上

分母の「効率の向上」を図りつつ(図った後)、「付加価値の向上、新規市場の創出」を実現することで、生産性が向上できる、という考え方です。

しかし、労働集約的なサービス産業では、効率を向上させる(例:スタッフを減らす等)と、提供するサービスの質が低下すると考えられており、二者は相反する関係にあると考えられてきました。

ところが、成功しているサービス産業の事業者はこの二者を両立させ、飛躍的に生産性を向上させていることが分かってきました。

※参考資料:中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン(PDF)(経済産業省)PDFファイル

このようなサービス産業の生産性向上について研究を行っている機関がありますので、詳細について以下リンク先をご参照ください。

サービス産業生産性協議会 外部リンク

おもてなし規格認証

サービスの質を「見える化」する認証制度です。

詳しくは、おもてなし規格認証ウェブサイト(おもてなし規格認証機構)外部リンクをご覧ください。

日本サービス大賞

優れたサービスを表彰する制度です。

詳しくは、日本サービス大賞ウェブサイト(サービス産業生産性協議会)外部リンクをご覧ください。

大人の武者修行

中小サービス事業者の次世代の経営を担う人材に対し、他企業での一定期間の勤務機会を提供します。民間団体が研修希望者と受入先企業とのマッチングを行うとともに、この研修に係る費用の一部を補助します。

詳しくは、大人の武者修行ウェブサイト(サービス産業生産性協議会)外部リンクをご覧ください。

学びと社会の連携促進事業

就学前・初中等・高等・リカレント教育の各段階において、革新的な能力開発技法であるEdTechを活用し、様々な課題に取り組むチェンジ・メイカーを育成するための「未来の教室(学びの場)」の創出等を行います。

さらに、世界的にもEdTechに対する需要が高まる中、民間のサポーターと、グローバルにも活躍できるスタートアップ企業・次世代を担うイノベーターを集め、アクセラレーションプログラムや海外転換サポートの提供等、官民一体で支援するためのエコシステムを構築します。

詳しくは、「サービス産業」(経済産業省)をご覧ください。

お問合せ先

産業部 流通・サービス産業課
電話:092-482-5455