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「令和5年度伝統的工芸品産業功労者等表彰(九州経済産業局長表彰)」の 表彰式を開催しました

 

2023年12月27日

九州経済産業局では、令和5年11月27日(月曜日)に、当局会議室において、「令和5年度伝統的工芸品産業功労者九州経済産業局長表彰」の表彰式を行いました。

本表彰制度は、伝統的工芸品産業の振興に関し顕著な功労があった方を表彰するもので、今年度は3名の方が受賞されました。

また、当日は経済産業大臣表彰の表彰式に出席できなかった同表彰の受賞者1名の方にも表彰状を授与いたしました。

表彰式写真

受賞者のお名前・功績等

金ヶ江 泰彦(かねがえ やすひこ)氏 (組合役員部門:伊万里・有田焼)

(有)金善製陶所代表取締役。佐賀県陶磁器工業協同組合理事。

  • 肥前陶磁器工業協同組合連合会の意匠登録委員として、意匠開発・登録の推進に取り組まれました。
  • 代表を務める有限会社 金善製陶所は、組合員の窯元4社と共催で、毎年グループ展を開催しており、伊万里・有田焼の振興に貢献されました。
  • 金ヶ江氏が制作する作品は、伝統の技法を守りつつ、スタイリッシュかつアーティスティックなものになっており、日々の生活にアクセントを加え、盛り付けられた料理に華を添えてくれるものとなっております。

 

金ヶ江泰彦氏

写真:(有)金善製陶所ホームページ

熊谷 修二(くまがえ しゅうじ)氏 (伝統工芸士部門:上野焼)

  • 光修窯にて作家名、熊谷 光修として活躍されています。
  • 上野焼伝統工芸士として、長年にわたって上野焼の研鑽に努めてこられました。過去には、福岡県伝統工芸士会の理事を7年11ヶ月、上野焼伝統工芸士会の会長を4年務められています。
  • 昭和時代、上野焼の需要が高まりを見せた頃において、上野焼協同組合の副会長及び会長として組合活動の活発化と若手人材の育成に取り組み、上野焼の振興に貢献されました。現在も若手育成のために、日々、技術の伝承、若手人材へのサポート行われています。
熊谷修二氏

写真:上野焼協同組合ホームページ

森山 金光(もりやま かねみつ) 氏 (伝統工芸士部門:小石原焼)

宝山窯 代表。小石原焼陶器協同組合 理事

  • 2003年、小石原焼総合部門で小石原焼伝統工芸士に認定。2017年度~2019年度にかけて小石原焼伝統工芸士会の会長を務められました。1975年に父親の後を継ぐ形で小石原焼の世界に入り、以降小石原焼陶器協同組合青年部や同組合の役員、伝統工芸士会等の活動を通じて、小石原焼の発展に努めてこられています。
  • 2009年には新しい小石原焼の在り方としてJAPANブランド育成事業の採択を受けた「小石原ポタリー」の事業に理事として参加し、ブランド立ち上げに貢献されました。
森山金光氏

写真:小石原焼陶器協同組合ホームページ

参考:経済産業大臣表彰 出席者

十時 開次(ととき かいじ) 氏 (伝統工芸士部門:上野焼)

十時窯 代表。1997年上野焼伝統工芸士認定。

  • これまでに福岡県伝統工芸士会の理事や上野焼伝統工芸士会の会長を務め、組合活動の活発化や後継者育成の取り組みに注力されてきました。
  • 自らの役目は「伝統を継承していくこと」であるとしながら、「昔と同じこと」を続けることが継承していくことではないと考えられ、上野焼の歴史を知り伝統技法を受け継いでいくとともに、作家独自の創作性を作品に乗せ、その時代に合った作品を世に送り出していくことを心がけられています。

 

十時開次 氏

写真:上野焼協同組合協同組合ホームページ

お問合せ先

九州経済産業局 地域経済部 製造産業課 
担当:中村・土肥
電話:092-482-5446