九州経済国際化データ2020【貿易編】
Kyushu economic internationalization data
2020年9月8日
九州経済産業局

九州経済産業局では、九州と諸外国との貿易動向について、「九州経済国際化データ 2020【貿易編】」として取りまとめましたので、公表します。
本データは、財務省「貿易統計」の最新データ(2019年分)から、アジアを中心とした国・地域や品目ごとに、九州との貿易額の推移等について取りまとめたものです。
本資料により、九州の貿易動向の把握を容易にし、企業や関係機関の方々の海外ビジネス等の基礎データとして参考にしていただくことを目的としています。
なお、今回公表のデータに、九州内外の投資や人的交流の動向等のデータを加えた「九州経済国際化データ2020【本編】」については、年内の取りまとめを予定しています。
ポイント
九州の貿易額 (概要版3頁参照)
- 2019年の九州の貿易額は、輸出入額ともに3年ぶりの減少
- 輸出額 6兆7,189億円 (対前年3.3%減、全国比8.7%)
- ※全国の輸出額 76兆9,317億円(対前年 5.6%減)
- 輸入額 5兆3,401億円 (対前年9.3%減、全国比6.8%)
- ※全国の輸入額 78兆5,995億円(対前年 5.0%減)
- 貿易収支は+1兆3,788億円(対前年1.4%増)
→ 5年連続の輸出超過(全国は2年連続の輸入超過)
九州の貿易相手国・地域 (概要版5頁参照)
- 輸出上位5カ国・地域は、順に、中国、米国、韓国、香港、台湾
- → 2000年以降、米国や西欧向け輸出が減少する一方で、アジア向けの割合が増加(全体の6割超)
- 2006年以降は中国が最大の輸出相手国
- 輸入上位5カ国・地域は、順に、中国、オーストラリア、米国、アラブ首長国連邦、台湾
- → 1990年代以降、中国からの輸入額が最も多く、以下、原油・石炭等の資源輸出国が目立つ
九州の貿易品目 (概要版4頁参照)
- 輸出額上位品目は、順に、自動車、半導体等電子部品、船舶類、鉄鋼のフラットロール製品、ゴムタイヤ及びチューブ、半導体等製造装置
- → 輸送用機器関連と電子機器関連を中心としたこれら6品目で全体の6割弱
- 輸入額上位品目は、順に、原油及び粗油、石炭、非鉄金属鉱、半導体等電子部品、鉄鉱石、石油ガス類、自動車の部分品
- → 原油・石炭等鉱物性燃料が最も多く(全体の3割超)、次いで非鉄金属鉱・鉄鉱石等の原料品(約1割)、輸送用及び電子機械等の部品関連
九州経済国際化データ2020(貿易編)概要版 ダウンロード
九州経済国際化データ2020(貿易編)全体版 ダウンロード
九州経済国際化データ2020(貿易編)分割版 ダウンロード
第一章 九州と世界の貿易 (PDF:350KB)
- 九州と世界の貿易動向
- 九州から世界への輸出動向
- 九州の世界からの輸入動向
第二章 九州と各国・地域の貿易 (PDF:1,394KB)
- 九州と韓国の貿易
- 九州と中国の貿易
- 九州と台湾の貿易
- 九州と香港の貿易
- 九州とベトナムの貿易
- 九州とタイの貿易
- 九州とシンガポールの貿易
- 九州とマレーシアの貿易
- 九州とフィリピンの貿易
- 九州とインドネシアの貿易
- 九州とミャンマーの貿易
- 九州とインドの貿易
- 九州と米国の貿易
- 九州とオーストラリアの貿易
- 九州とASEANの貿易
第三章 九州の産業別貿易動向 (PDF:1,051KB)
- 自動車・自動車の部分品
- 半導体等電子部品
- 鉄鋼
- 船舶類
- 食料品
- 農水産物及び加工品
- 鉱物性燃料
巻末資料(PDF:455KB)
- 九州及び日本の貿易の推移
- 地理圏・経済圏の分類表
- 品目分類表
- 裏表紙
別冊 (PDF:4,371KB)
九州の品目別貿易動向 各国・地域別データ集
- 本発表資料に関するお問い合わせ先
- 九州経済産業局 国際部 国際企画調査課長 羽田野
担当:中村、高田 - 電話:092-482-5428 FAX:092-482-5321