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「医療・福祉分野の課題に挑戦する九州ヘルステック企業」を作成しました
最終更新日:2025年04月01日
九州ヘルステック企業事例集

日本は高齢化率が世界最高水準で推移する一方、少子化の加速や生産年齢人口の減少、医療・介護業界における人材不足等により、医療・介護などのサービスを満足に受けられないといった問題が深刻化しつつあります。このような医療・介護分野におけるさまざまな課題に対して、医療従事者が自ら起業されて果敢に挑戦する例や、デジタル技術やドローン技術など革新的な技術を強みに新規に参入して挑戦する企業が徐々に増えてきております。
九州経済産業局では、九州地域のヘルスケア産業のさらなる発展を目指しまして、この度、医療・福祉分野の課題等に挑戦している九州ヘルステック企業の取組を事例集としてとりまとめました。本事例集においては、特に、創業の経緯や挑戦されている社会課題、ビジネスモデルの特徴、ビジネスを持続的なものとしている知財面での取組、事業機会を発見する独自の習慣等に着目して制作しています。
今後、企業の方々等がヘルスケア産業に参入したり、新たな地域課題に挑戦したりするうえで本事例集がご参考となれば幸いです。
医療・福祉分野の課題に挑戦する企業
1.行政向け
-PHR活用システム-
金融分野で利用されるブロックチェーン技術を医療分野で活用し、情報流通プラットフォームとして製品化。個人主導で信頼が高い情報流通を実現。
2.医療機関・介護施設向け
-バイタルAI活用-
高齢者の重度化防止に実績のあるAI健康管理システムを開発。「個別化医療」が今後の「当たり前」になる時代を見据えて事業を展開。
-在宅向けバイタル管理システム-
体温計、血圧計などのバイタルデータを自動かつ一括で数値を読み込めるデバイスを製品化。医療・介護現場のIT技術活用を推進。
-AIによる病理診断-
大学発ベンチャーとして病理AI開発や「デジタルパソロジー」の導入コンサルティングを実施。
-ドローンによる薬配達および遠隔服薬指導-
地域の医療業界、そして自治体の関係者との連携の下、医薬品物流の分野からドローンによる配送を社会実装し、離島地域に住む市民のヘルスケアの向上に向けて挑戦。
-遠隔画像診断-
専門医の知識を生かして、産学連携による遠隔画像診断システムを開発。医師が不足する地域でも質の高い診断結果を届ける。
-遠隔見守りシステム-
ソフトウェア会社から介護向けのみまもりシステムを開発。会社の強みを生かしてユーザーフレンドリーにこだわった製品開発に取り組む。
-遠隔聴診システム-
「いつでも・どこでも・だれでも、侵襲なく、質の高い医療を受けられる世界」実現に向けて、「超聴診器」を開発。遠隔医療サービスの実装に取り組む。
3.個人向け
-遠隔見守りシステム-
医療現場の人手不足を解消するために、オンラインでの見守りサービスを開発。「切れ目ない」サポートを誰もが受けられる社会を目指す。
-睡眠測定ウェアラブルデバイス-
睡眠を誰でも簡単に測定・可視化できるウェアラブルデバイスを開発。「睡眠時無呼吸症候群」や睡眠による「メンタルヘルス」のケアに挑戦する。
お問合せ先
九州経済産業局 地域経済部 製造産業課 ヘルスケア・バイオ産業室電話:092-482-5438
E-MAIL:bzl-healthcare-kyushu「アットマーク」meti.go.jp
※「アットマーク」を「@」に置き換えて送信ください