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思い出の指輪を訪問購入で買取業者に売却
買取業者から品物を転売したと言われた

相談内容

買取業者が突然自宅を訪ねて来た。「着物を見せてほしい」と言われ、見せたところ、「貴金属などはないか」と言ったので、思い出の指輪なども見せた。結局、事業者は指輪など5点を買い取り、相談者は10万円を受け取った。しかし、思い出の品を売ってしまったことを後悔し、翌日、買取業者に契約を取り消したいと連絡したが、「もう転売してしまって、品物がない」と言われた。契約は取り消すことはできないか。

アドバイス

訪問購入契約が締結された場合、法定要件を満たした契約書面を受領した日から起算して8日以内であれば、仮に品物が転売されていたとしても、売主である消費者は、無条件に契約の解除(クーリング・オフ)が可能であり、購入業者は損害賠償や違約金を請求することはできません。クーリング・オフは、売主である消費者が購入業者に対し書面を発した時に効力が発生します。また、クーリング・オフを行った際、代金の返還に要する費用や既に物品を購入業者に引き渡していた場合の返還に係る費用は購入業者が負担することになります。

クーリング・オフをした際に、購入業者が既に品物を転売し、返還ができない場合には、購入業者に対して金銭賠償等を請求することになると考えられます。また、購入業者が実際は転売していないのに「もう転売してしまって、品物がない」等と告げ、クーリング・オフを妨げる行為は禁止されています。

まずは、本当に売ってよいものか十分によく検討しましょう。判断に迷う場合には、その場で即決せず、家族にも相談しましょう。
売主である消費者は、クーリング・オフ期間中は、物品の引渡しを拒み、手元に置いておくこともできます。

本件に関するお問い合わせ先
九州経済産業局 産業部 消費者相談室
電話:092-482-5458 FAX:092-482-5959