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「令和3年度 第1回データサイエンティスト講座」
~セミナー&販売戦略立案チャレンジワークショップ~を開催しました

2021年7月15日
九州経済産業局

九州経済産業局と一般財団法人九州オープンイノベーションセンターは、株式会社D4cアカデミーの協力のもと、「データサイエンス」についての理解促進及びそれを担う「データサイエンティスト」の育成を図るべく、セミナー及びワークショップを開講しました。

DX推進が求められるなか、不確実性の高い経済情勢で、経営判断を高度化し生産性向上や付加価値向上に繋げるためには、各企業自身でデータ分析することが必要です。実際に研鑽を積みながらビジネスに活用されている事例等をセミナーで紹介するとともに、ワークショップでは、簡単なデータ分析と事業提案にチャレンジいただきました。

アンケート結果のほか、プレゼンテーション優秀者2名の資料やインタビュー結果をご紹介します。

1.概要

  1. セミナー編
    日程:令和3年6月26日(土曜日)
    定員:100名 
  2. 販売戦略立案チャレンジワークショップ編
    日程:令和3年6月27日(日曜日)
    定員:20名

テーマ:【店舗の過去の販売データから売上アップ施策を導き出す課題に挑戦!】
分析手法の解説や課題説明を行った後、参加者自身で実際に分析を実施。最後に、 データ分析の結果、導き出された戦略を発表するプレゼンテーション大会を行い、審査員2名より講評させていただきました。

2.参加者数

セミナー編・・・・・・・・・・・・・・・89名(当日の聴講者数)
88回(アーカイブ配信再生回数)

販売戦略チャレンジワークショップ編・・・15組22名(※全員プレゼンテーション実施)

3.セミナー編講演資料(一部のみ)

4.セミナー編アンケート結果

講演「自分が関わっているビジネスにデータサイエンスを取り入れるための勉強方法」

株式会社D4cアカデミー 取締役社長 和田 陽一郎 様

セミナーアンケート結果

感想

・データサイエンティストとは何か、何をしているのかがよくわかった。

・データサイエンティストを難しく捉えていた部分もあったため、先ずチャレンジしてみようという気になりました。

・全てのスキルを完璧に身につける必要はなく、まず手を動かしてみることが大切だと分かりました。参考になるHPなども紹介していただき、さっそく実践しようと思いました。

・何から手をつければいいのかわからず、困っていたのですが、必要な能力や、プロセスの流れを知ることができ、自分に必要なスキルを理解することができました。とにかくやってみること。実践します!

令和2年度講座受講生の活動紹介(1)「データサイエンティスト講座→AI Questへのチャレンジとその結果」

松尾 典和 様

受講生の活動紹介

感想

・ツール活用スキルがない状態から1年で実装までされている実例に驚きました。純粋にチャレンジしてみたい意欲が湧きました。

・企画系の仕事をされている方の事例がわかったので、とても有益でした。わかりやすい内容でした。

・成功の要因を知ることができ、データ分析の際に何が必要なのか、何をすべきなのかを理解することができました。経験の薄い私でも頑張ろうと思うことができました。

・データとAIがかなり深くつながっているということが分かった。学習法を使うことで効率的に問題を発見できるんだと学んだ。

令和2年度講座受講生の活動紹介(2)「データサイエンスを活用した金融機関における実務例」

目(さっか) 義康 様((株)山口フィナンシャルグループ リスク統括部 主任調査役)

受講生の活動紹介2

感想

・金融機関でもデータサイエンスが活用されていることを初めて知った。お金という確実な数字を導き出すのは大変難しいことだと思うが、大変興味深いと感じた。

・不良債権化を予測するシステム構築が参考になった。・実際にデータ分析を活用した経営戦略を教えていただき、セミナーの理解をさらに深めることができたと感じました。

・具体例として参考になったが、業界専門用語がおおくて理解に時間がかかった。

データサイエンティスト協会における取組紹介

(一社)データサイエンティスト協会 九州支部 委員長 大城 信晃 様

受講データサイエンティスト協会

感想

・お恥ずかしい話、協会の存在を存じ上げませんでしたので、貴重な情報になりました。

・データサイエンティストの需要や、東京での集中など、現状を知ることにより、データサイエンティストそのものへの理解が深まりました。

・無償で公開されているプログラムの紹介や、九州地区におけるデータサイエンス分野の取り組みについて視野が広がった。

・これからも情報発信していただけると嬉しいです。

5.ワークショップ編アンケート結果

ワークショップ編アンケート結果

参加された方からのご感想

  •  非常に楽しく、受講できました。他者のプレゼンを聞きながら「資料の見やすさ」「分析した結果をどう繋げるか」など参考になった点が多くあったので、今後活かしていけたら良いなと感じています。
  • わからないことだらけの中できるだけ頑張り、実際に使えそうな面白いデータが出てきたときなどは楽しいと感じました。
  • 実際に実務でデータ分析を進めていこうとなるとどう進めていいか手探りのところがあったので今回のワークショップ参加で進め方が理解できました。
  • データサイエンティスト自体に対しての理解が深まりました。演習・プレゼンでは、同じデータでも人それぞれ違うデータの分析方法や、分析の観点、データの捉え方が違い、とても刺激になりました。また、実際に評価していただくことにより、聞き手の立場になる大切さや話し方などを理解することができました。社会に出る前のとても貴重な経験となりました。

6.優秀者(2名)のコメント、資料

ワークショップ編審査員

  • NOB DATA株式会社 データサイエンス事業部 データサイエンティスト 新川 裕也 様
  • 株式会社D4cアカデミー 和田 陽一郎 様
貴社名・ご所属 株式会社やまやコミュニケーションズ
ご氏名(ふりがな) 江波 健太郎(えなみ けんたろう)様
チャレンジ中苦労したことは? 時間配分です。分析して得た結果が間違いかもしれないという不安を抱えながら、分析を継続したい欲求と、成果物の完成度を高めるべきという理性との戦いでした。
分析や提案において工夫した点は? 分析だけに注力するのではなく、聴く方々がいつ何をしてほしいか、具体的な提案に落とし込むことに注力しました。
講座による最大の学びは? データサイエンスとは何か、そしてデータサイエンティストがどうあるべきかが、体験を通して知ることができたことです。
実務にどのように生かせそうか 今抱えている課題がデータサイエンスによって解決できると信じて、まずは一歩を踏み出します。
今後の抱負 更なる知識の向上と、得た知見を周囲に発信し、自社や地元福岡の発展に寄与したいと思います。

講師 新川様からの講評

顧客の購買データと興味関心データからインサイトを引き出し、客単価アップのための試作提言までを短時間でよくまとめられていたと思います。

(売上)=(客数)×(客単価)×(来店頻度)とKPIの構造を明記され、今回はそれらのうち(客単価)をアップさせるのだ、と言うストーリーの説明が最初に行われシンプルで非常に聞きやすいプレゼンテーションでした。カテゴリカル変数において大小関係を可視化するときは円グラフより棒グラフを使った方がパッと見で分かりやすいように思います。分析結果から特定カテゴリの「ついで買い」を誘発させるための売り場作りについて具体案を示しながら提案された点も良かったです。

講師 和田様からの講評

与えられた状況に対して問題を定義し、うまく課題の設定ができており、その後、施策に落とし込むまでにうまく分析を積み上げる事ができたかと思います。プレゼンテーションも発表資料1枚1枚が「何に注目すべきか?」という点が明示的で、とてもわかりやすかったです。今後、お仕事にうまくデータサイエンスをご活用頂けたら嬉しく思います。

学校名、学部・学科 麻生情報ビジネス専門学校 情報工学科 ネットワーク・セキュリティ専攻
ご氏名(ふりがな) 永田 莉乃(ながた りの)様
チャレンジ中苦労したことは? シンプルで誰でも実行可能なものにしたことです。小難しい分析を入れることも考えましたが、組織や顧客側の意思決定を行う中で、全員が全員データに詳しいわけではないです。
実際の現場でPoCに入ることもなかなか難しい事例を見ているので、難しい分析や数字を並べるよりも、結論に対しての取り掛かりやすさは気にしました。
分析や提案において工夫した点は? データを使った、提案までの資料作成でしょうか。理論やセミナーで学ぶだけではなかったのは、とてもよかったと思っています。また、取り組む中で自分の弱い部分・強みとできる部分がわかったので、それも有意義でしたので、それぞれを伸ばしていきたいと思っています。
講座による最大の学びは? 今回の課題で言うと、来店頻度やクラスター分けしたものがありましたが、実際の現場でもデータを使って、顧客層を定義することは必要なことだと思います。データを活かす上での考え方含め良い学びでした。
学業や就職活動にどのように生かせそうか データ分析に必要な、データを分析し適切な判断を行うスキルは、私が専攻しているネットワーク及びセキュリティの領域でも大変重要なものだと考えております。 今回知識として学んだことだけでなく、提案・プレゼンに至るまでの経験を自分の強みとして役立てていきたいです。
今後の抱負 今回講座に参加し、データサイエンスに大変興味を持ったため、今後も学びに力を入れたいと考えています。 データPythonなどのプログラミング能力も向上させたいとも考えているので、講話の中で紹介していただいた、データサイエンスの個人学習のためのフレームを大いに活用させていただきたいと思います。

講師 新川様からの講評

今回初めてデータ分析・データサイエンスに触れる学生さんと言うお話でしたが、それを疑うほど素晴らしい発表でした。スライドは綺麗にフォーマットされており、主訴をしっかりハイライトされており、丁寧かつはっきりした声・しゃべり方で、 非常に聞きやすいプレゼンテーションでした。基礎分析やクラスター分析を用いてデータをよく観察されていました。分析結果からターゲット層の顧客ペルソナを想定し、実現可能で効果が出そうな施策提案まで出来ていました。 しかも、すぐにでも小売の現場で実用できそうな内容で非常に良かったです。また、チラシ広告の効果の分析からWEB広告・クーポンの提案があったのも良かったです。今後さらに統計学やプログラミングを学習され ぜひデータサイエンティストとして活躍して頂きたいなと思いました。

講師 和田様からの講評

プレゼンテーションのストーリー構成、分析結果の見せ方がとてもうまかったです。シンプルな集計、分析を積み上げて示唆を出していたのが印象的でした。学生さんですから、これから就職活動だと思いますが、 「データ分析をつかってビジネスの意思決定をする」という経験を覚えておいていただき、将来の仕事に活かしてもらえたら嬉しいです。

参考

本件に関するお問い合わせ先
九州経済産業局 地域経済部 情報政策課 デジタル経済室
担当者:村上、横尾、原田
電話:092-482-5552 FAX:092-482-5538
九州経済産業局 〒812-8546  福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目11番1号  福岡合同庁舎本館(6階、7階)
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