2024年12月04日
工場緑化を積極的に推進し、工場内外の環境向上に顕著な功績のあった工場等を表彰する「緑化優良工場等九州経済産業局長賞」について、今年度、3件の九州経済産業局長賞を決定しました。
緑化優良工場等九州経済産業局長表彰について
本表彰制度は、工場立地と周辺地域の生活環境の調和という工場立地法の精神を踏まえ、工場緑化を積極的に推進し、工場内外の環境向上に顕著な功績のあった工場等を表彰し、工場緑化の一層の推進を図ることを目的としています。
昭和61年度に創設され、これまでに57工場等が受賞しています。
受賞工場
- 株式会社テクノフレックス 熊本工場(熊本県菊池郡大津町)
- サッポロビール株式会社 九州日田工場(大分県日田市)
- 宮崎キヤノン株式会社(宮崎県児湯郡高鍋町)
株式会社テクノフレックス 熊本工場(熊本県菊池郡大津町高尾野272-11)
工業団地周辺と同じ種類の樹木を工場の外周部に配置することで、周辺環境との調和を図っています。工場の新設、増設、倉庫の整備に際しても、木々の植替えや法面に桜や町花であるツツジを新たに植樹し、緑地の管理面積を増やしています。
また、年に2回工場クリーンデーを定め、全従業員で工場内の芝生、低木の手入れ、外来種雑草の除去や工場周辺の美化活動に取り組んでいます。
サッポロビール株式会社 九州日田工場(大分県日田市大字高瀬6979)
日田市街を一望できる高台に立地しており、「自然との調和」、「地域との共生」をコンセプトに工場緑化、周辺環境の保全に取り組んでいます。
「自然との調和」の取組として、森林保全を目的に地元の森林組合や少年団と下草刈りや間伐を行っています。また、工場内にはビオトープ園があり、生態系の保全にも取り組んでいます。
「地域との共生」として、工場周辺の清掃活動を実施する他、工場内の広場やビオトープ園を一般開放し、来場者に自然と触れあう機会を提供するとともに、広場の花壇を活用して、近隣幼稚園向けに花植体験の機会を提供しています。
宮崎キヤノン株式会社(宮崎県児湯郡高鍋町大字南高鍋11700-1)
「共生」を企業理念とし、工場内外の緑化や社会貢献活動に取り組んでいます。工場内の全ての樹木をナンバリングしてカルテを作成し、細やかな緑地管理を行うとともに、リサイクル品を使用した自動散水機の設置や自動芝刈り機の導入など緑地の維持・管理の効率化を図っています。また、工場内には野菜園、果樹園、里山があり、収穫品の一部は、町の協力のもと子供食堂等に寄付しています。里山を活用し、養蜂の取組を始めるなど、工場周辺の自然環境保全にも取り組んでいます。
その他
経済産業大臣賞及び日本緑化センター会長賞等について、九州管内の受賞工場は以下のとおりです。
経済産業大臣賞
- 富士精工株式会社(熊本県菊池郡大津町)
日本緑化センター会長賞
- ローム・アポロ株式会社 行橋工場(福岡県行橋市)
日本緑化センター会長奨励賞
- 合志技研株式会社(熊本県合志市)
参考
九州経済産業局長賞表彰式
- 日時:令和7年1月22日(水曜日)13時30分~14時30分
- 場所:福岡合同庁舎本館 1階大会議室(福岡市博多区博多駅東2-11-1)
本発表資料のお問合せ先
九州経済産業局 産業部 産業課長 荒木担当:雪田、岡田
電話:092-482-5485